page01 of (有)組工房まえだ/組紐




本手組帯の見分ける方法。

※現在、組八寸の帯はほとんどがこのトーション・レース機でつくられたものになります。

ENTERENTERENTER

<   1.本体の違い   >

手組台ロゴ入.jpg
手組台

組紐を組む道具は組台とよばれ、組布の幅をだんだん広くすると、それにともなって組台も大きくなる。根気と手間のかかる作業になり、職人技が必要とされる。

トーション機1.jpg
大型トーションレース機

ボビンが円状を回転しながら移動 。 中心の上部にあるローラーで編み上げたレースを引き上げます。コンピュータ制御の高速編み機となっています。トーションレース機の発祥の地はヨーロッパです。

<2.玉とボビンの違い>

玉8ロゴ入.jpg
組玉

玉とよばれるコマに糸を巻いたものを使用。組む種類により、玉数と玉の重さが違う。

ボビン1.jpg
ボビン

ボビンは円柱形の管でその管に糸を巻いて、隣同士回転して編みこんでいく。

<  3.完成品の違い  >

unngenn.jpg
手組みの特長

縦方向に糸がなく、斜めの糸で構成されている。しなやかな柔らかさがある。

kikaiunngenn.jpg
機械(レース)の特長

縦方向に糸があり、筋張って見える。かたくて張りがある。

<  4.組織の違い  >

tekumikakudai.jpg
手組みの拡大写真

ikaikakudai.jpg
機械(レース)の拡大写真

<  5.組織図の違い  >

tekumikakudai.gif
手組みの拡大図

たて糸はなく、斜めの糸だけで構成されている。凹凸がなく平らな状態である。

kikaikakudai2.gif
機械(レース)の拡大図

立芯糸(たてしんいと)とよばれる、たて糸(丸図の赤線)が存在する。

他にも様々な手組みと機械(レース)との見分け方がありますが、糸の組織は虫眼鏡でみるとよくわかります。